Disease
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一般感冒1
寒くなると、いわゆるかぜが多く見られるようになります。このかぜと呼ばれるものについて一緒に考えてみましょうか? それでは質問です。かぜとはどんな病気なのでしょうか。
一般には、ウィルスによる上気道感染症、発熱、鼻水、咳などを主症状とする病気。が答えで良いでしょう。しかし、それ以外にもウイルス性の胃腸障害を、お腹かぜと表現することもあり、関節痛等の全身症状を伴うインフルエンザ(様疾患)も、かぜのひとつでもあります。
原因のほとんどはウイルスと考えられ、約200〜250種類と確認されています。かぜはウイルスの種類によって、主要症状(鼻水、咳、熱、全身症状)が決まります。=ウイルスのターゲットとなる細胞の違い。
テレビのコマーシャルのように早目にかぜ薬を飲めば、重症化しないということは、余りないようです。つまりインフルエンザに罹患すれば早目に薬を飲んでもインフルエンザの経過をとることが多いわけです。
大体 現在使用中の市販や医師の処方薬を【かぜ薬】と呼ぶこと自体が誤認です。
正確には【風邪の諸症状を緩和する各種薬剤】とでも呼べば良いのでしょうか。
抗ウィルス剤はインフルエンザA型にアマンタジンが開発され、一定の効果を上げている様子ですが。しかしウィルスの耐性化などの問題点があり、いまだ一般的ではありません。 これは本当のかぜ薬です。
一般感冒2:
一般のかぜを予防するには、どの様に生活したらよいのでしょうか。予防法を考える前に、なぜ冬に多いのかを一緒に考えてみましょう。
もちろん冬は寒くなりますが、寒さだけではありません。乾燥が大きな原因となるのです。ウィルスは空気中に散らばって、粒子状になり人のからだに取りつく機会を伺っています。乾燥すると、気道粘膜(のどや鼻の中)の異物を排除する働きが弱まり、ウィルスが定着しやすくなるのです。それが、かぜの初発です。
昔からの予防法として、うがいが奨励される理由は、上気道に入ったウィルスを洗い流すからです。もちろん人混みには、ウィルスがいっぱいいます。人混みに出かけないのも、予防法のひとつです。
あとひとつ、みんなのかぜを予防するために、自分がかぜをひかないようにすることが大切です。睡眠や栄養を十分にとって、規則正しい生活をするよう心掛けてください。
一般感冒3:
一般のかぜと同様インフルエンザと呼ばれるウィルスを排除する・・・これが一番快適に乾燥した冬場を過ごすコツでしょう。 インフルエンザに関しては 別ページ 洋彰庵で詳細を触れていますので そちらをご覧ください。
文責:吉利 彰洋
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